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リキュール

カクテルだけでなくお菓子作りや料理にも使われ、日本でも馴染みの深いお酒です。
また日本で良く作られる梅酒なんかも広義ではこのリキュール
という分類に含まれます。


リキュールとは、蒸留酒に果実や薬草などのエキスなどを
混ぜた混成酒を指します。多くの場合、更に甘味料や
着色料を付加し、お酒というよりもジュースっぽい感じを出しています。

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実は、このリキュールという分類には、醸造酒(日本酒など)に
果実等を混成したものは、含まれていません。
そういった意味で混成酒というくくりでは、世界中にまだまだ種類が
あるということになります。


このお酒の歴史は古く、中世錬金術師の手によって蒸留酒が製造され
はじめるとともに、様々な薬草などを加えたリキュールが作られてきました。
当時は、蒸留酒を「アクア・ビテ(生命の水)」として作っていたのですから、
蒸留酒に薬効を求める上で、ごく自然な流れとだといえます。


薬酒としてのリキュールは、中世の修道院で薬として盛んに
製造されるようになりました。シャルトルーズのように、名前に
修道院の名前が付いているものが多いのはそのせいです。


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その後、医学の進歩にともない、リキュールに薬効を求める傾向が薄れ、現在のように、見て楽しい、飲んでおいしい銘柄が盛んに作られるようになっていったのです。


ちなみにリキュールという呼び名は、ラテン語のリケファセレ(溶け込ませる)という言葉からきています。


リキュールは、世界中で生産されており、その種類も千差万別です。そのため、分類が非常に難しいお酒ですが、溶け込ませる原料からおおまかに4つに分けて紹介します。


 薬草系(ハーブ系)
最も古くからあるリキュールで、ハーブやスパイスを混ぜ込んで製造されます。
各種薬効があるものも多く、代表的な銘柄は、修道院で作られていた
シャルトルーズやベネディクティン、イタリアを代表するリキュール
カンパリなどがあります。
私自身も胃がもたれたりした時には薬代わりによくカンパリを飲んでいました。


 フルーツ系
現在、飲用としてのみでなく、料理やお菓子作りなどにも
幅広く活用されているリキュールの代表選手です。


代表的なものには、オレンジの果皮を原料に製造されるキュラソや、
黒スグリの実から製造される甘口のお酒、クレーム・ド・カシスなどがあります。


特にキュラソは、無色透明のホワイトキュラソをはじめ、青い色のついた
ブルーキュラソなどがあり、カクテルや、お菓子作りには欠かせないお酒となっています。


 ナッツ・ビーン系
その名のとおり、アーモンド等のナッツや、コーヒー豆などの豆類を
配合したリキュールです。


日本で女性を中心にブレイクしたカクテル「カルーア・ミルク」なども、
この系統のリキュール、「カルーア・コーヒーリキュール」をベースに作られています。
代表的な銘柄には、アーモンドを原料に製造される「アマレット」などがあります。


 その他
上の3種類の区分けに入らないものとしては、代表格として
クリーム系のリキュールがあげられます。


クリーム系のリキュールはえてして甘く、溶けたソフトクリームを
飲んでいるような感じの味わいです。


代表的な銘柄としては、アイリッシュ・ウイスキーをベースにした、
ベイリーズなどがあります。





 

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